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猫 (3)

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    猫  (3)





香が伝言版を確認する間、子猫の世話を頼まれた

子猫を預かってからというもの伝言版を確認したあとどこにも寄らないで帰ってくるのだろう、ものの1時間もしないうちに帰ってくるようになった

香は帰ってくると僚から子猫を受け取り毎回のように

「僚、ありがと。もう出かけていいわよ」

なんて言い出す

いつもなら『また出かけるのか』とか『またナンパに行くのか』などなど口煩く人に言い、ときにはハンマーをされることさえあるのに、あの子猫が来てからというもの僚に全くの興味を示さなくなったのか何も言わなくなった

昼は子猫の世話&家事をし、夜は子猫と一緒に寝るため僚のベットで寝ることがなくなり、夜も昼も子猫に構いっぱなしでちっとも僚と触れ合う機会はなくなってしまい僚としては香に構われたくって仕方ない症候群・・・もはや病気と言ってもいいくらい香に飢えてる

僚は香に構って欲しくて憎まれ口をきいたり、からかったりすると香は僚の方を向くがそういう時に限って子猫が「にゃー」と鳴き香の気を持って行ってしまう

これが人間の男なら撃ち殺しっていてもおかしくないくらい子猫に対し嫉妬の炎をメラメラと燃やしていた

「あら、まだいたの?」

香は子猫を抱きながらキッチンから戻ってくると、リビングのソファーに寝そべっている僚を見て不思議そうに呟いた

「今から出かける所だよ~今日ももっこり美女ちゃんいるかな~

いやらしい顔をして香に言ってみたが

「いるといいわね・・早く行けば・・」

冷たい言葉が返ってくる

僚の淡い期待は見事に外れ、言葉に出して言ってしまった手前出かけないという選択肢を選べなくなった僚は渋々外出する羽目になった

外に出てみたはいいもののもっこり美女が目の前を通っても香に構ってもらえない今ピクリとも反応しない

ようは僚のナンパや夜遊びは香にヤキモチを焼かせて自分だけを見てもらうという僚の歪んだ愛情表現の一つであって、香に構ってもらえない以上それをしていても仕方がないということ・・

このまま家に戻るのも癪に障ると思い僚はcat'sで時間を潰すことにした

「あら、いらっしゃい。冴羽さん」

肩を落とし気味でcat'sの扉をくぐるといつものように明るい声で美樹が迎える

「ブラック」

張りのない声で一言言うとカウンターに腰を下ろした

美樹は僚の様子がいつもと違うことに不思議に思いつつもコーヒーを淹れ始める

「冴羽さんいつもみたいに抱きついてこないけどどうかしたの?」

美樹は心配そうに僚に声をかける
 
「ふん、どおせあらかたナンパがうまくいかないんで落ち込んでいるんだろ!!」

美樹の隣りで海坊主が皿を磨きながら呟いた

僚は海坊主に向かって「うっるせ~」と言うと淹れたてのコーヒーを一口飲んだ

「香さん元気?子猫預けちゃったからお店に来れないでしょ。
 なんか悪いことしちゃったわね。」

僚に向かって申し訳なさそうな顔をした

「あぁ、毎日子猫抱きながらいるよ!!」

少し不貞腐れ気味に美樹に言う

美樹は僚の態度から何かを感じ取り(あ~子猫に香さんを取られて不貞腐れているのね)と思った

「子猫に香さん取られちゃってごめんなさいね。冴羽さん」

「んだよ。子猫ばかり構ってて香のやつ夜も一緒に寝てくんねーし・・・」

僚はつい口が滑って美樹に愚痴いそうになり慌てて口を閉ざしたが美樹はその言葉を聞き逃しはしなかった

「へ~・・いつも香さんと一緒に寝てるんだぁ。」

ニヤニヤとしながら僚に話しかけてくる

もはや僚が何を言っても取り繕うのは不可能な感じになり、この場を急いで離れなければ美樹に根掘り葉掘り聞かれる羽目になるのは目に見えていた

僚は急いでコーヒーを飲むと

「ごっそーさん」

カウンターにコーヒー代を置き慌ててcat'sをあとにした

「あ、冴羽さん逃げ足早いんだから・・」

美樹は不貞腐れ気味に言うと隣にいた海坊主が

「二人の事だ。ほっといてやれ・・」

美樹に釘を刺した

(せっかくイロイロ聞きだそうと思ったのに・・・)美樹は心の中で悔しそうに呟いた



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~あとがき~


僚ちゃん子猫にカオリン取られて寂しそうですね
イチャイチャしたくてたまらないんだろうな(笑)









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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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