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one's dearest wish

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   one's dearest wish







「Hi  ミキ・・」

「あら、いらっしゃいミック」

いつものように明るい声でcat'sにやってきた

店の中には先に来ていた香がいる。

今日は僚が一緒にいない・・・僚といるときに香の隣にでも座ろうもんなら僚に何されるかわからない

僚がいないことをしめしめと思ったミックは香の隣の椅子に座った

「こんにちは、ミック」

隣に座ると機嫌の悪そうな顔をした香がコーヒーを飲んでいた

「Hi カオリ、どうしたんだい?」

美樹はクスクスと笑うと

「買い物に付き合う約束を冴羽さんにすっぽかされたんですって・・クスクス

「もう、笑い事じゃないのよ、美樹さん。今日こそは付き合ってくれるって言ったのに逃げたのよ~!!」

香はえらくご立腹の様子で美樹に声を荒げた

相変わらずな二人にミックも苦笑する

「OH、それはリョウも酷いね・・
 約束をすっぽかすのはヨクナイね・・・」

これで香の機嫌が良くなればと思い香の肩を持つように話せば香もウンウンと頷いた

今度はミック相手に香は僚に対する不満をぶつけ始めた・・・

ミックはそんな香の話をただ隣りで黙って聞いてくれている

美樹はそんな二人のやり取りを少し呆れ顔で見ていた

そんな時にミックにある考えが浮かんだ・・・これで少しは僚の態度が変わればいいと思う

「そうだ、ボクが買い物に付き合ってあげるよ」

ミックは机の上に置かれていた香の手を取るとエスコート役を買って出た

そして美樹にウインクをひとつ投げかけて美樹の反応を確かめた

美樹はミックのウインクの意味を察したのかニコッと笑い返すと

「そうよ、冴羽さん付き合ってくれないならミックに付き合ってもらえば?
 私が付き合ってあげてもいいんでけどお店あるし・・・」

香にミックと買い物に行くように仕向けるため美樹は自分は忙しいと香にアピールをする

そんな美樹の様子に香も(確かに美樹さんにはお店があるし・・)と自分の我儘に付き合わせてしまうのは申し訳ない

本当なら僚と一緒に行くのがベストなのだが、当の本人は香の買い物に付き合うのが嫌で何かと理由をつけては姿をくらましてしまう

自分たちの事に美樹を巻き込むのは少し気が引ける・・・

しかしミックには・・・

「買い物に突き合わせたらかずえさんに申し訳ないわ・・・」

ミックにはかずえがいる・・・

なのに自分の買い物にミックを付き合わせてはかずえに対して申し訳がない・・・

僚が付き合ってくれないのならば買い物は自分ひとりで行けば済むことなのに、二人の問題にまわりを巻き込んでしまうことが香には耐え難い苦痛なのだ

暗く塞ぎ込んでしまう香に対して

「no、no・・」

ミックは香の顔を見つめて人差し指を立てて横にふった

「そんなことはシンパイないよ。かずえはそんなことぐらいでは怒らないよ」

ニコッと香の顔を見つめて微笑むと席から立ち上がり香の手を引き立ち上がらせるとcat'sを出て行った

香はミックの急な行動に頭がついていかずに手を引かれるままついて行く・・・

扉が締まる間際にミックは美樹に軽くウインクで合図を送った

美樹もミックにウインクを仕返し「ふふっ」と微笑んだ

隣では美樹とミックのやり取りを見ていた海坊主が皿を吹きながら呆れたように溜息を付いていた






「カランカラン」

二人が出て行ってからしばらくしてカウベルが来店を知らせる

「美樹ちゃ~ん僚ちゃんですよ~

ヘラヘラ笑いながら店の中に入ってきた

「あら、いらっしゃい冴羽さん」

僚が来るのを待ち構えていて美樹はやっと店に来た僚にニコッと微笑んだ

そんなこととは思ってもみない僚はさっきまで香が座っていた席に僚は腰を下ろすとコーヒーを頼んだ

どうやって二人のことを切り出そうかと美樹は僚の様子を伺っていると

「香は?」

買い物をすっぽかされてここで美樹に愚痴をこぼしているだろうと思っていた僚は香がいないことにさりげなく美樹に聞いてみた

待ってましたと言わんばかりに美樹は僚に答える

「香さんならミックと買い物に出かけたわよ。
 冴羽さんが付き合ってくれないってミックに愚痴をこぼしていたらミックが付き合ってくれるっていうから
 二人で出かけたわよ」

ニコニコしながら僚に向かって答える

「ふ~ん~」

僚は何事もなかったように振舞っていたが内心は香がミックとふたりで出かけたことに軽いイラつきを覚えた

香自身に自分がイイ女としての自覚があるのかないのか・・男に対して香は無防備すぎる・・・

そんな香がミックと出かけたとなれば・・あの堕天使が何をしでかすかわからない

ましてミックは香のことがお気に入りだ・・・かずえがいようとお構いなしで手を出すような男なのだ

本当なら美樹と買い物の約束をしているであろうと思っていた僚だが、あの堕天使の登場で思惑が外れてしまい、
頭をガシガシかきあげながらこんなことになるなら最初っから自分が付き合ってやればよかったと後悔したが、今更思っても遅い話・・・

僚はそそくさとコーヒーを飲み終えると席を立ち上がり店をあとにしようとした

「あら、もう帰るの?」

美樹の意地悪な質問に

「あぁ・・」

と答えると手をヒラヒラ降って出て行った

そんな僚の様子を見て美樹はでクスクスと笑っている

僚は二人の策略にまんまと引っかかろうとしている事に気づかないでいるのだった・・・

フフ・・ねぇ、ファルコン・・冴羽さん香さん探しに行ったのかしらね?」

「多分な・・・」

楽しそうな美樹の表情とは違い、無表情のまま静かに答えた




*****




最初は「悪いからと・・」断り続けていた香だがミックの強い押しに負けて一緒に買い物を楽しんでいる

すでに数件のデパートやブティックをまわりミックは紙袋を3っつも持たせれていた

「ホント、ミックが一緒にいてくれて助かるわ(^-^)僚と一緒だと女子店員に手を出して買い物してるんだナンパ止めてるんだかわかんなくなっちゃうんだの」

少しはしゃぎながら嬉しそうに買い物を楽しんでいる香を優しく微笑んで見つめていた

ふたりは秋に色付いてきた新宿の街を並んで歩いていく

並んで歩いていると、傍から見れば恋人同士にも見える二人・・・

ミックはついいつもの癖で香のくびれた腰に腕をまわそうとしたした瞬間後ろからただならぬ殺気を感じ取り、香の腰にまわそうとしていた腕を急いで引っ込めた

ミックは僚の気配を感じ取り(やっとお出ましか・・・)と苦笑する

後ろから殺気立つ気配が近づいてくるのをゆっくりと歩きながら待った

ミックの肩からスッと紙袋を取り上げると香の肩に腕をまわして香を引き寄せる

「キャッ!!」

突然の出来事に目をクリクリさせてびっくりした香は小さく悲鳴を上げた

横を見れば僚がいる

「もう、びっくりするじゃないの!!」

驚いた香は僚に向かって言い放つ

「買い物だったら俺が付き合ってやる・・」

少しイラつき気味で香に向かって言う

「いいわよ!!ミックに付き合ってもらってるから・・・」

「いーの!!」

強い口調で香に言うと、香に分からないようにミックに向かって服越しにパイソンを構えた

ミックは僚の行動を感じ取ると苦笑しつつも諦め顔で

「僚が付き合ってくれるならオレは仕事にもどるよ」

香に微笑みなが話した

「ミック・・・ごめんなさい
 本当に僚って自分勝手なんだから・・・」

香は申し訳なさそうな表情で謝っている

「そんなに大事にならちゃんとしろよ・・」

ミックは僚の横を通り過ぎるとき香に分からないように呟いた

「うるせー」

僚も香に聞こえないようにミックに言い返した

ふたりでミックの姿が見えなくなるまで見送ると香の肩に腕をまわしたまま大通りを並んで歩き始めた

二人で並んで歩いていると突然ビルとビルの間の路地に香を引き込み誰にも見えない位置の壁に香を押し付けた

ビルのコンクリートの壁が背中に当たり背筋がヒヤッとする

「な、なにすん・・」

香がなにか言おうとした瞬間僚の唇が香の唇を塞いだ

見えないとはいえこんな人ごみでの近くでの突然の事に頭がついていかずパニックを起こし、顔は今にも火が出そうなくらい恥ずかしくて真っ赤になる

僚の胸を叩いて抗議をしてみたがやめる気配もなく、香は諦めるように目を閉じた

貪られるような熱く情熱的な僚のキスに香は我を忘れていつの間にかうっとりと酔いしれてしまう・・・

「んっ・・・・・」

いつもより熱の籠ったキスにくぐもったような声が出る・・・

しばらくして僚が唇を離すと冷たい空気が香の唇に触れ僚の唇が離れてしまったのが勿体無く感じ、もっと唇を重ねていたい気分になる

僚は香を抱き寄せると髪の中に顔を埋めて切なそうに溜息を一つ吐いた

「買い物なら・・いくらでも付き合ってやるから・・・俺以外の男と出かけるなよ・・・」

切なそうな僚の声にジ~ンと熱いものが込み上げてくる・・・

「・・・うん・・」

香は小さく頷くと僚の胸に顔を埋めた・・

秋の心地よい風が二人の横を通り過ぎていった








~あとがき~




相変わらずヘタレな僚ちゃんですね・・・かっこよく書きたいのに・・・
うちの僚ちゃんはカオリン大好きなのに、すっごく素直じゃないみたいですね(笑)













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2013_11_07

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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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