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if (3)

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    if (2)の続きです





            if  (3)








朝日が瞼の裏を刺激し始めた頃、香は何とも言えない温もりに包まれていることに気がついた・・・

(あったかい・・・・)

まだ寝むたい瞼をゆっくりと開けてみて香は自分の置かれている状況にびっくりした

目の前に広がる景色は夕べ寝たときのものとは違い、僚の厚い胸板が見える・・・

すっぽりと僚の腕に抱きかかえられて腕枕で寝ていた・・・

耳元には僚の寝息だけが聞こえてくる

香はあまりにもびっくりしすぎて、すっかり目は覚めてしまった

一緒に寝てて僚とは何もなかったのか・・・?

とりあえず服は着ている・・・

寝ている間に何が起きたか分からず、頭の中でグルグルと考えてみたがわからない・・・

この状態で僚が起きてしまったら恥ずかしすぎてどうしていいかわからない

とりあえず起きようと思って僚の腕をそ~とどかしてベットから抜け出した

幸い僚は起きることもなく脱出に成功・・・

そのまま静かに僚の部屋をあとにした

リビングに降りてくると香は腰が抜けたようにその場にペタ~と座り込んだ

「はぁ~~~~~~~~」

とその場で大きく息を吐く・・・

心臓の鼓動はまるでダッシュで走ったあとのようにドクンドクンと早く、恥ずかしさからか身体は今にも燃えてしまいそうなくらい熱い・・・

(あ~ん・・どうしたらいいの~//////)

このあと僚とどう顔を会わしたらいいのか・・・悩む・・・

時計を見るともう起きて朝ごはんを作らなければいけない時間・・

香は頬を2度ピシャピシャと叩いて気合を入れる・・・

なるようになるわと思うと立ち上がりキッチンへと朝食を作りに向かった



******



いつも通りに家事をこなして、来亜も自分も朝食をとり出かける用意を始めた

いつものようにラフな格好で来亜について行く訳には行かず、来亜に合わせて香もスーツを着た

白いブラウスにアイボリーのジャケット、お揃いの色のタイトスカートにあまりヒールの高くないパンプスを履いて、これで少しは秘書っぽく見えるかしらと思いながら着替える

薄くメイクをしてオレンジのグロスを塗った・・・

いつも僚からチャラチャラした格好をするなとキツく言われているので滅多に着ない服・・・

着替えを済ませて来亜の待つリビングへ戻った

まだ僚は起きて来なくて、そ~と僚の部屋を覗いた

僚はまだ寝ているみたいで一応声をかけていく

「僚・・行ってくるね。ごはん机の上においていあるから・・」

「・・・」

返ってくる返事はない

香はまだ寝ているのかと思うと静かにドアを閉めた

リビングに戻り来亜に声をかけた

「来亜さん準備できました。行きましょう」

香と来亜は揃って出かけていった




来亜は次々と日本の企業を回っては自社の説明している

香には何のことだか全然分かんなっかたが来亜が仕事をしやすいようにさりげなくサポートをしていた

そして夕方になるとアパートに戻ってくる・・

アパートに戻るとたいてい僚はリビングのソファーの上に寝っ転がっている

香は来亜に一日中つきっきりなので、僚が一日中何をしているのかもわからない

夜は香がリビングで疲れきって眠ると僚が自分のベットに連れて行く・・・

そんなん日々が5日を過ぎようとしていた・・・

特に何も来亜の周りで起きる気配もなく、香の思いすごしではなかったかと思うくらい何もない・・・

二人で昼下がりの街を次の会社へと向かって歩いていた・・

「香さん、次の会社に行くまで少しだけ時間があるので買い物に付き合って頂けませんか?」

確かに来亜はこの5日間次か次へと会社巡りをしていくだけだった

終わってからも何かをするってこともなくアパートに戻っていくだけ・・・

「いいですよ」

香はニコッと笑った

来亜は通り沿いにある一件の店に入った

普段、香には縁のない高級そうな紳士物のスーツやジャケット、レディースの服が置いてあった

あたりを見わしてみたが香に買えそうなモノはない

何やら来亜は店員と話している

仕方ないので店の中でぼーっと待っていたら店員が近づいてきて

「お客様、試着の用意ができました」

香は店員に声をかけられると言われるがまま試着室に連れて行かれて着替えさせられた・・

何着かのスーツに、一着の胸元の大きくあいたノースリーブの黒いドレスを着せられ、足元には今にも転びそうなくらい高いヒールの靴・・・・

「あのぉ・・・」

香はどうしていいかわからず来亜の顔を見つめていた

「香さん綺麗です・・・もしよかったら明日このドレスを着て私とパーティーに来てもらえますか?」

少し照れながら優しい笑顔で微笑みかけてくる

僚は決して見せてくれることのない優しい眼差しに香はクラっと眩暈を感じた

これが僚だったら・・・と思う・・・

ここ数日彼といて香は思った・・・

同じ顔でも僚の決して言ってくれない言葉や優しさを彼から感じた

何よりもいつも香を気遣ってくれる

来亜といるのにまるで僚といるような錯覚さえ起こしそうになる時もあった・・・

そのたびに思い知らされるのは「僚ではない」という事実・・・

彼の顔をじーと見つめていた・・・

彼から感じる温かい眼差しに・・ここにいるのは僚なのか・・・来亜なのか・・・それさえもわからなくなっていた・・・

香は知らず知らずのうちに「ハイ」と返事をしていたようだった・・・




*******



ここ数日、僚は香の後を尾行していた

情報屋からは僚を狙う輩がいるとは聞いてないので、本当ならばついていく必要はないが香をヤツと二人きりにするということが許せなくてそっと見守っていた

香の隣にじぶん以外の男がいるだけでドス黒い感情が渦を巻き今にも爆発しそうになる

僚は二人が並んで歩く姿を遠巻きに眺めていた・・・

香は気づいてないだろうが、それはまるで恋人のようにも思える・・・

隣りを歩いているオトコがいつでも自分あって欲しいと何度も思った・・・

香は純真無垢で男というものをまるで知らない

まるで子供のような無邪気な行動はときに僚を苦しめている

今だってそうだ・・・

自分の傍に香を片時も離さずに置いておきたい・・・でもそんなことができないでいる自分がもどかしい・・・

たった一言「ダメだ」と言えばいい事なのにそれすらも言えない・・・

僚は自分がこんなにも香のことになると心乱れるとは思いもよらなかった・・・

そんなことを考えながらアパートの屋上で煙草を吹かしていると僚に近づいてくる気配を感じとった

「何の用だ・・」

自分の後ろに立た来亜に向かって冷たく言い放った

僚の言葉に動じることもなく来亜は話し始めた

「香さんにこんなものを付けてそんなに私たちの行動が気になりますか?」

その言葉に僚は振り返り来亜の手にあったのは香につけていた発信機だった

素人が見たくらいじゃわからないはず・・・そう思った

「情報競争の厳しいITの世界にいると自ずとこんなものが会社に仕掛けられてたりします。
 私にもこんなものの見分けぐらい自然にできるようになった・・・」

来亜は淡々と口にした

「お守りみたいなもんさ・・・・」

「・・・そうですか」

二人はお互いの出方を伺うよう無言のまま時間(とき)が流れた

短かったのか・・長かったのか・・静寂を破ったのは来亜からだった

「聞きたいことがあります。」

はっきりとした口調で僚に話す

「香さんとの関係は・・・?」

「・・・・」

来亜からの突然の質問に答えを探したが・・・見つからない・・・

恋人?パートナー?・・・・そんな簡単な言葉にはできないほど深い・・・・・

「この数日香さんと一緒にいて分かりました。あなたが香さんに執着する理由(わけ)も・・・
 気遣いも、優しさも、強さも、可愛らしさも何をとっても香さんほど素敵な女性は見たことがありません。
 何よりも彼女といると癒される・・・
 私は本気です。彼女をアメリカに連れて行きます・・・
 こんな裏世界いるあなたが香さんを幸せにできるとは思えない・・・
 私ならあなたとは違う・・・香さんを幸せにできます。」
 
来亜は僚の瞳(め)をまっすぐと見つめて真剣に思いの丈すべてを曝け出した・・・

「それは・・・香の決めることだ・・・」

僚は平然と装っては見たが、来亜に言われた言葉が鋭い刃となり心を抉っていく・・・

誰に言われなくても一番僚がわかっていること

『香を幸せにはできない・・・』

裏世界で生きる僚にとって『愛するもの』を傍に置くということがどれだけ危険かは重々承知している

俺に愛されて・・・不幸な女・・・そう思ったことも幾度となくある・・・

香の幸せを願って何度も手放そうとした・・・・・

それでも香を手放せないのは自分のエゴ・・・

分かってはいる・・・いるが・・・言われたくはない・・・

「香さんをアメリカに必ず連れていきます。

 彼女を幸せにできないあなたの元にだけには置いておきたくない・・・」

来亜は僚に真剣な眼差しを向けた

香の愛されている者としての自信からか・・・来亜に向かって僚は不敵な笑みを浮かべた

香が自分の元を離れるわけがない・・・手放そうと突き放しても戻ってくるような香(オンナ)・・・

「やれるものなら・・・な・・・」

と来亜に言い残すと僚は屋上をあとにした




   next  if(4)






  ~あとがき~


相変わらずダラダラですいません・・・

話の展開が急すぎて突っ込みどころ満載ですがお許しを・・・

こんなお話にお付き合いいただきありがとうございます















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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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