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添い寝

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  添い寝





朝から調子の悪そうな香を自室のベットに抱えて連れ込んだのは昼過ぎのこと。

香は少しくらい体調が悪くても家事や仕事に手を抜くこともなく朝から動きぱなし。

たまには休めばいいじゃんと思うけどそれは香の性格上許せないこと。

それに対して僚も文句を言うつもりはないけど、やっぱり愛しい相棒のことが気になって仕方ないのはいつもの事で。

お昼を済ませ一息ついている香を有無を言わさずベットに連れて行きそっと横にならした。

「まだやることあるから。」

起き上がろうとする香をなだめるように頭を優しく撫でる。

「体調悪い時ぐらい寝てろ」

そういう僚の言葉に香は少し驚いたような顔をしていた。

「バレてたんだ。」

香は舌をペロって出しておどけて見せる。

いつもどうり振舞っていたはずなのに僚には何故わかっちゃうんだろうと不思議に思うけど、今まで体調が悪かった時も隠し事をした時も大抵はいつの間にか僚にバレている。

今日だってちょっとした香の動作でわかってしまったんだろうなと思う。

「熱あるのか?」

「うん。微熱程度。心配するような熱じゃないよ。」

「そうか・・こんまんま少し寝ろよ」

頭を優しくなでる僚の顔を見つめながらニコニコと笑ってる香。

僚の優しさが嬉しくってこのまんま寝てしまうのは少しもったいない。

温かい僚の掌がなんだか少しこそばゆい。

今までの二人ならこんなふうにすることもなかっただろうけど、紆余曲折を経てやっと素直なれた二人。

なんだか恋人同士にのようで、いや世間一般ならば恋人同士というのかもしれない関係になったふたりに今は僚も自然と香に優しくできるようになったのかもしれないと思う。

「ありがと。」

香は小さく呟いた。

「寝ないのかよ。」と僚は呆れ顔で言うけど、なんだかもったいなくて。僚にこうしてもらえるなんて夢見たい。だからドキドキして寝れないというのが事実とは口が裂けても言えない。

せっかくの好意を無駄にするのは申し訳なくて目を瞑ってみるもドキドキして眠れる気配が全然しない。

暫くしてベットの中に滑り込むように入ってきた僚にびっくりして目を開けた。

「どうしたの?」不思議そうに僚の顔を覗き込むと

「香ちゃんぜんぜ~ん眠れないようだから添い寝してあげようかなぁ~と思って。」

いつものようにおちゃらけて話す。

いつの間にか香がしていたはずの枕が僚の太い腕枕に変わって胸の中にすっぽりと抱きしめられた。

心地よいリズムの心音とぬくもりが優しく包み込む。

スースーと規則正しい寝息が部屋の中に響き始めた。


******


7階のブラインドから差し込む西日が顔にあたってふっと目を覚ました。

いつの間にかぐっすりと眠っていたらしい。

一緒に寝ていたはずの相棒は僚の知らぬ間に腕の中から逃げ出していた。

「ふぁ~」とひとつ欠伸をするとベットから起き上がりリビングへ続く階段を降りる。

相棒はとっくに起きていたらしくまた部屋の中を所狭しと動き回っている。

階段から降りてきた僚の姿を見つけると「やっと起きた」と嬉しそうに呟いた。

「体調は?もう少し寝てれば良かっただろ?」

「少し寝たら治ったよ。僚ありがとう。」とニッコリと微笑んだ。

「ねぇ僚、コーヒー飲むでしょ?今淹れるね。」

すっかり元気を取り戻した香はコーヒーを淹れるべくいそいそとキッチンに向かった。

そんな香の姿を見て僚は頭をボリボリと掻きながらソファーに腰を下ろす。

まいったなぁと僚は思う。

添い寝したやったつもりなのにすっかり寝かされていたのは僚で、香はと言うと寝たのか寝てないのかはわからないがすっかり元気を取り戻して動き回っている。

香を甘やしてやるつもりがすっかり甘やかされていたのは僚の方で、そんな不甲斐ない自分を思うと照れくさいやら情けないやら頭をボリボリと掻きながらはぁ~とため息を一つ吐いた。



*****

うちのオチビさんを寝かそうと添い寝していたら実のところ寝ていたのはパルで子供はすっかり脱走して遊んでいたという事をTwitterにあげたところ、これをネタに妄想を書くのだと言われたので書いてみました(*^^*)えへへ






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2015_02_05

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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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