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星に願いを

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星に願いを





いつものように情報収集という名の飲み歩きをしてアパートに戻る。

うちの姫君はいつものように午前様になった俺をリビングで待ち構えてるはず。

しかし階段を静かに上りながら姫君の気配を探ればあるのはリビングではなく屋上。

リビングにいないのならばこのまま怒鳴られることもなく自室に引っ込んでしまおうと思ったが結局は香のことが気になり屋上へと階段を上り始めた。

屋上の扉を開けば空を仰ぎ見る香の姿・・・

そっと近づき声をかければ

「何こんな寒いところで突っ立てるんだ?」

そこし驚いたような反応をみせ振り向き笑顔で答える。

「あ、僚おかえり。
 流れ星見えるかな~って思って。」

「流れ星??」

「うん。今日ね、しし座流星郡が見れるんだって。だから見れるかと思って・・・」

冷えた指先を温めるように手を擦り合わせながら寒さに震える香の姿がなんと愛おしく感じる。

「こんなネオンサインで明るい都会の空じゃそんなもん拝めないだろうよ」

「だってお願いしたいことあたんだもん。」

香は残念そうに小さな声で呟いた。

寒さで赤くなった頬に触れてみれば熱は感じずすっかり冷え切っている。

何時からここで待っていたのかと思うほどひんやりと冷たい。

僚は溜息を一つ吐くと「風邪ひくぞ。」と優しく声をかける。

うん・・・でも、もう少しだけ見てる。見えるかもしんないし・・・」

僚は羽織っていた上着を香の肩に掛けると「今から出掛ける。車で待ってるからしっかり厚着してお前も来い。」ぶっきらぼうに香に告げる。

「え!!?どこに行くの?」

少し困ったように表情(かお)で答える香をそのままに僚は踵をひる返し歩き始める。

「いいから車に来ればいい」

不思議そうにしている香を屋上に残して一人屋上をあとにした。







暫くクーパーの前で待ってるとダウンジャケットを着込んだ香が先程まで僚の着ていたジャケットを持ち車庫に降りてきた。

「僚どこいくのよ?それに呑んでるんでしょう?運転ダメじゃない。」

少し困惑気味で話す。

「あんなの呑んだうちに入らない。ほれ早く乗れよ。」

僚がクーパーに乗り込むと慌てたように香も乗り込んだ。

車庫を出たクーパーはそのまま大通りを走りぬけ高速道路の入口を通過した。

どこにくのかもわからないまま乗り込んだ車内は無言の空気が流れている。

対向車線のヘッドライトの光が時々僚の運転する姿を映し出す。

呑んでるとは思えないほどスムーズな走りに深夜ということもあっていつの間にか香はすやすやと寝息を立て始める。

どのくらい走ったのかはわからないけど目的に着いた僚は眠っている香を声をかけた。

「香、着いたぞ。」

その声に反応するように香は重たい瞼をゆっくりと開ける。

あたりは真っ暗で何一つ見えない。家の明かりも街灯すらもない。

そんな真っ暗な中一足先に車から降りた僚のあとを追いかけるように香も車から降りた。

降りて香が目にしたのは・・・

「わぁ~♪きれ~い」

空一面に広がる星空。

明るすぎる都会では見ることができないくらいキラキラと散りばめられた星に香は目を輝かせる。

「このくらい暗ければ流れ星の一つや二つくらい見れんだろ。」

「僚、ありがとぉ。」

星空と同じくらい光り輝く香の笑顔に僚もここまで来てよかったと思う。

「ねぇ、東ってどっちかな?」

「あっちじゃねえの?」

僚が指さした方向を見ると光の筋がひとつ流れた。

あ!!

驚いたように声を上げる香。

そして少し残念そうな顔をする。

「お願い事しそびれちゃった。」

「まだまだ流れんだろうから次すればいいんじゃねぇ?」

僚は軽く声をるかける。

キラキラと輝く星空を二人で見上げて次に流れる星を待つ。

無言のまま時間(とき)静かに流れていく。

その時きらりと一つの光の筋が見えた。

二人同時に想う事

『『願わくば・・・』』

――――――――ずっと二人で―――――――――

すぐ消えてしまう星に向かって祈るように願った。

消えてしまった星を見上げながら

「なに、お願いしたんだ?」

「ふふふ。秘密。言っちゃったらお願い事かなわないかもしれないじゃない?」

嬉しそうにする香。

「僚こそなにお願いしたのよ?
 どうせもっこり美女と一発とかなんでしょ?」

「僚ちゃんも秘密~~
 だって言っちゃったら願い事かなわなくなっちゃうんだろ」

二人顔を見合わせクスクスと笑い合う。

「もう帰るか?」

「もう少しだけ・・見ていたい」

僚は冷えた香の肩を抱き寄せると二人いつまでも星空を見上げていた。



  ―――――――ネガワクバ、コノママズットフタリデ――――――――



                                   fine

*****

しし座流星群が見られるということで書いてみました。

いきなり思いつきで書いたのでおかしいところもあるやもしれませんが大目に見てやってください。

あとコレは大事なことです。交通規則は守りましょう。飲酒をしたら絶対に車を運転してはいけません。

これはお話の中だけのことなので飲酒運転をしていますが実際は交通違反です。事故を起こしてからでは遅いので決して飲んだら車の運転はしないでください。


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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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