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マグカップ

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 マグカップ





暖かな昼下がりキッチンでお昼の片付けをしているとグラグラと急に大きくアパートが揺れる出した。

あまりの大きな揺れにダイニングテーブルの端に置いてあった香お気に入りのマグカップが『ガッシャ~ン』と大きな音をたてて落ちて砕けた。

その音を聞きつけてリビングから僚が慌ててキッチンに入ってくる。

揺れの収まったキッチンで香は落ちて割れたマグカップを見つめている。

「香大丈夫か?」

「マグカップが割れちゃった・・・」

「怪我してないか?」

「うん・・・」

元気なく答える香に「そんなもんまた買えばいいだろ?」と僚はぶっきらぼうに言い放つ。

何か言いたそうな表情(かお)の香を横目に僚は何か閃いたとばかりにニヤけた笑を溢す。

「そうだ僚ちゃん出掛けてこよ~ぉと」

「どこ行くのよ?」

「今の地震でもっこり美女が怖がってないか探してくんの~~♪」

「あっ・・・りょぅ・・」

僚は香が止める間もなくあっという間に出かけていってしまった。

キッチンに残された香は残念そうに割れたマグカップを見つめると仕方なくその破片を拾い始めた。

「いたっ」

マグカップの破片が香の人差し指に刺さり血が滲む・・・

指先をペロっとな舐めながら

僚のバカ!!
 マグカップ僚がプレゼントしてくれたんだからすっごく大事にしていたんだぞ!!


誰もいないキッチンで香は小さく一言呟いた。

割れたマグカップは僚がプレゼントしてくれたもの。

たまたま通りかかった雑貨屋で香が「カワイイ♪」と言ったら僚が珍しく買ってくれた。

その時のことは今でも香にとって忘れられない嬉しい出来事。

そのマグカップで毎日僚と一緒にコーヒーを飲むのが香の密かな楽しみだった。

でももうそれができないと思うと涙が溢れそうになる。

本当に残念そうに割れたマグカップの破片を拾いなが香は溢れそうな涙を必死で堪えていた。





*****



「たっらいま~~」

西に太陽が傾きかけた頃ご機嫌な僚が帰宅した。

ナンパでもうまくいったのかな?なんて思いながらキッチンで夕食の支度をしていると

「ほれ。香」

キッチンに来た僚から小さな箱に入った包み紙を渡された。

「コレなに?」

「あけてみ」

僚の言葉に不思議そうに首を傾げながら包み紙を開けてみる。

小さな箱を開けてみると白地に花模様をあしらったマグカップが入っていた。

「コレどうしたの?」

「ほれ。前のさっきの地震で割れちまったろ。」

「うん・・・」

「だから買ってきた。同じもんなかったけどこれで我慢しろ。」

僚は照れたようにぶっきらぼうに言い放つ。

「ありがとぉ」

香はギュッと僚の背中に腕を回すと少し背伸びをして嬉しそうに僚の耳元で囁く。

「もう割るなよ・・」

僚は香を優しく包み込んだ。





☆☆☆☆☆


皆様は地震なんともなかったですか?
パルは大きな地震でも慣れてしまってるのか平然と仕事してました(笑)
っていうか最初自分がめまいしているのかなぁと思ったくらいで・・・地震に気がついてなくて・・・鈍感なのかな。
みなさまも地震の際は身の守りをしかっりしてくださいね(*^^*)






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2014_09_19

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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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