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洗濯日和

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   洗濯日和





「んっ~~。いい天気♪」

洗濯物を干し終えた香は気持ちよさそうに軽く蹴伸びをした。
                             
今年の夏はいつもより雨が降る回数が多く毎日のように替えなくてはならなくなったシーツを部屋干しする日々が続いていた。

夜な夜な繰り広げられる二人の大人の運動会は激しく汗や諸々の汚れ?で毎日のようにシーツを洗濯する羽目になっている。

部屋干しでもなんとか乾いてはいるもののせっかく久しぶりに晴れたのですべてのシーツを香は洗いなおしたのだ。

アパートの屋上には香の干した大量のシーツが風に吹かれて波打っている。

「やっぱりお日様に当てたほうが気持ちいいもんね。」

香は一人そう呟くとシーツの入っていた洗濯カゴを持ち日課の伝言板の確認に行くために屋上をあとにしようとした。

「きゃっ!!」

香はいきなり耳元に息を吹きかけられ「びくっ」と驚いた勢いで洗濯カゴを手放してしまった。

「ガシャン」と音を立ててコンクリート上に洗濯カゴが転がった。

「朝からシーツばっか洗濯してどしたの?」

声の主を確かめるべく少し頬を紅く染めた香が振り返るとそこには揶揄い口調でニヤニヤと笑う僚の姿があった。

「もう!!気配なく近づくのやめてっていつも言ってるでしょう!!
 本当にビックリするんだから!!!」

頬を膨らませて僚の顔をキッと睨みつける。

香に睨みつけられても僚にはどこ吹く風。

そんな顔すらも愛おしくってしょうがない。

僚はチュっと香の唇に軽く触れると頭をポンポンと撫でた。

「僚ちゃんこんなに昨夜シーツ汚したっけなぁ~?」

ニヤニヤとおとぼけ口調で香を揶揄う。

「お日様に当てたくて全部シーツ洗いなおしたのよ!
 それもこれも毎日毎日僚がゴニョゴニョゴニョゴニョ×××・・・/////」

顔を真っ赤にして語尾があやふやになってしまう香を見て僚は『くくくっ』と喉の奥を鳴らして笑った。

「もう馬鹿にして!!知らないだから!!夜もおあずけよ!!」

そんな僚の態度に香は馬鹿にされたと思ってプイっと顔を横にして怒ってしまった。

オアズケを喰らっては困るとばかりに僚は香の機嫌を取ろうと猫撫で声を出す。

「香ちゃ~ん。馬鹿にしてないよォ~~ね、機嫌なおそっ。ね、ね、ね。」

と僚は香の頭をいい子いい子と撫でまくる。

そんな僚の態度が余計に腹ただしく香はパシッと僚の手で払いのけると僚に背中を向けて知らん顔を決め込んだ。

「香ちゃ~ん。かっおりっちゃ~ん~~。カ~オリン・・・・」

僚に何度呼ばれようともプイと顔を背けたまま無視を決め込んでいると、何度も自分を呼んでいた僚の声がふと聞こえなくなった。

不安になって振り返ると今まであったはずの僚の姿はどこにもなく、さっき落とした洗濯カゴがコンクリートの上に転がっているだけだった。

辺りをキョロキョロしてもどこにも僚の姿はない。

「りょ・・ぉ・・・?」

今度は香から僚を読んでみる。

・・・・でも返事はない。

「りょ・・お・・?ねぇ、いるなら返事してよ。」

「・・・・・・」

「りょぉ?・・・・どこ?・・・ねぇ僚・・・りょぉ!!」

涙声になりかけて呼んでみるもの・・・シーンと静まり返ったままの屋上・・・

僚の姿が見えなくなっって香は一抹の不安を抱く。

香は自分がいつまでも怒っていたから僚が呆れてどこか行ってしまったんではないかと思いはじめた。

もしかして嫌われてしまったんではないかと思うと悲しくてうっすらと瞳に涙が滲んでくる。

僚のあとを追いかけようして風に揺れるシーツの波間を通り抜けようとしたときフワっと白い布で包み込まれた。

顔だけが出る形になった香を包み込むようにたくましい腕がギュッと後ろから抱きしめる。

いつも感じる温かいぬくもりと匂いに香の瞳から雫が一粒溢れた。

「泣くなよ~」

困ったように声で香の耳元で囁いた。

「泣いてなんかないもん。」

「不安になった?」

香はブンブンと首を横に振った。

僚は喉の奥を『クククっ』と鳴らしながら笑うと、まだ強がる香が愛おしくてさらに強く抱きしめた。

「嘘ばっか・・・」

嘘じゃないもん。
 でも・・・・」

「でも?」

・・・・ちょっとだけ怖かった

僚はクルッと香を自分の方に向けると柔らかな唇に優しく口づける。

「どこにも行かないよ。ずっとお前の傍にいる・・・」

「・・・うん。」

風に揺れるシーツの波間でいつまでも重なり続ける二人の影・・・・そんな二人を真夏の太陽が照り続ける。







<おまけ>

「不安にさせたお詫びにカオリンにご奉・・」

「いい!!」

香は僚が最後まで言わないうちに言葉を遮った。

僚はニヤニヤしながらシーツに包まったままの香を肩に担ぎ上げると

「いいの。いいの♡遠慮はいらないからさ♡た~~ぷり可愛がってあげるね♡」

やだ~~~!!!

香の悲鳴にも似た叫び声と共に僚は楽しそうに屋上をあとにした。



 


********


ただ単に風に揺れるシーツがたくさん干しているところでイチャついて欲しかっただけなのデス。

少しでもそんな感じが出ていれば嬉しいんだが・・・どうかな????

9月に入って夏ネタをやるのはどうかと思いながらでも書いてしまう自分がいます。

今年書かなかった夏ネタ書こうかな?なんて思ったり・・・でも秋らしい話も書きたいって思ったり難しい(。-_-。)







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2014_09_12

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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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