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煙草

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     煙草







香は情事のあとの微睡む意識の中、隣りでベットの背に寄り掛かる僚の動きを感じた。

乱れたシーツの波間でうつらうつらと夢と現実の狭間を行ったり来たりする香の髪を僚は弄ぶかのように優しく撫でている。

さっきまで散々僚に啼かされた身体はそんな指の動きにさえ確実に反応を示し、「あんっ・・」小さく香は吐息を吐く。

そんな香の反応に満足そうに微笑みを浮かべながら愛用のジッポで煙草に火をつけ肺いっぱいにタバコの煙を吸い込んだ。

仄暗い部屋の中でジッポの炎によって浮かんだ僚の顔を香はうっすらと開けた虚ろな瞳で見つめている。

僚の指先の煙草からゆらゆらと紫煙が立ち上っていく。

「ねぇ、りょぉ。煙草って美味しいの?」

僚はいつだってタバコを吸わないときはない。

熱があったって、風邪をひいたって、どんなにピンチな時でも煙草を更かしている。

そんな僚の姿を香はいつも不思議そうに見ていた。

「ん―――別に。なんで?」

「だって僚はいつだってタバコ吸ってるじゃない?
 だから美味しいのかなぁと思って。」

乱れたシーツの波間に気だるそうな身体で寝転ぶ香は僚を見つめてそう問いかける。

香は生まれてこのかた煙草を吸ったこともなければ、吸おうと思ったこともない。

体に悪いだけなのに。と香は思って僚に注意をしたこともあったが、僚は煙草を止めようとも、本数を減らしうとしたこともない。

だったら煙草には止めれないほどの魅力があるのだろうと香は思った。

別に煙草の匂いや煙が嫌いなわけではない。

寧ろ好きだと思う。

煙草と硝煙の匂い・・・・大好きな僚の匂いなのだから。

「りょぉ。あたしにも一回吸わせてよ。」

香は身体を起こし僚の吸っている煙草に細く白い指先を絡めた。

僚は呆れたような顔をすると香に「お前には無理だよ」と苦笑しながら一言呟く。

「大丈夫。だって僚だって吸ってるじゃない?」

と言うと強引に僚の指に挟まれていた煙草を奪い取ると肺いっぱいにタバコの煙を吸い込んだ。

「げほっげほっ」

初めて吸う煙草に香は咽せ込んだ・・・

どこが美味しいのか全くわからない。こんな煙いだけのものを僚はよく吸うなと思う。

そんな香の様子を隣で見ていた僚は香の手にあった煙草を取り返すと呆れたような表情(かお)でクククっと笑っている。

「だから言ったろ。お前じゃ無理だって・・・」

取り返した煙草の煙を吸い込むと、咽せ込む香に向かって言った。

香はゴホゴホと咽せ込みながら恨めしそうに僚の顔を覗き込む。

「だって、僚がいつも吸ってるから吸えるかと思ったんだもん。」

悔しそうに上目使いで僚を見つめる香。

「うまくて吸うんじゃなくてさ。おまぁみたいなもん。」

「なにそれ?」

不思議そうに首を傾げながら僚を見つめていると

「ないと生きていけない。俺はお前に中毒なの。」

顔を少し赤らめた僚がボソッと言う。

「で。カ~オリン煙草うまかった?」

揶揄い気味に香に問えば

「美味しくない。ただ・・」

「ただ・・・?」

「僚のキスの味がした。」

「俺のキスの味ってなんだ、そりゃ。」

幸せそうに微笑む香が可愛らしくてぷっくりとした唇にちゅぅっと軽く口付ける。

香は頬を赤く染め上目使いで微笑むと今度は香から口付けた。

「ほらね。同じ味。」

と嬉しそうに笑った。

僚は煙草を灰皿に押し付け揉み消すと可愛く微笑む香の身体をベットに縫い付けるように押し倒し、そして紅く熟れた果実のような唇にキスを落とすと耳元でそっと囁く。

「俺を煽ったんだから責任取れよ」

悪戯っ子のように楽しそうに香を見つめる。

暗闇で鋭く光る漆黒の瞳・・・まるで獲物を狩るケモノの雄のように鋭く鈍い晶を放つ。

「煽ってなんかない。」

そんな雄の匂いを放つ僚に香は呆れ顔で言い返した。

「もう遅い・・・」

僚は貪るように香に口づけ濡れる蜜壷にいきなり己を挿し入れた。

仄暗い部屋の中で聞こえる激しい二人の息づかい・・・乱れたシーツの波に再び溺れる二人のシルエット・・・






*****

合間にちょこちょこっと書いています。
今は書いてるのがとっても楽しいです(*゚▽゚*)












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2014_06_21

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プロフィール

パル  

Author:パル  
シティーハンターの僚×香メインのお話を書いていきたいと思っております。
何年かぶりにみたCHに再加熱して書いてみたいと思いこのサイトを立ち上げました。
パソコン初心者なのでうまくいかないことも多いかとは思いますが温かい目で見守ってください。

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